こんにちは!今回は痛み止めや解熱剤としてよく使われる、「ロキソプロフェン(NSAIDs)とアセトアミノフェン」の違いを紹介したいと思います。COVID-19の時にどの薬を使っていいか気になる方もいると思うので、ぜひ教えてあげてください!
目次
- そもそも炎症とは?
- 抗炎症薬の種類と作用の違い
- アセトアミノフェンは?
- 注意点
- まとめ
1.そもそも炎症作用とは?
体に傷がついた際に、血管や細胞がそれぞれ働くことにより組織変化が起き、
- 赤くなる「発赤」
- 熱を持つ「熱感」
- 痛みがある「疼痛」
- 腫れる「腫脹」
といった症状が出ることを炎症状態と言います。
なので炎症状態が起きることは体の防御反応であり正常なことなのです。
もう少し詳しく、、
体内で炎症が起きると、細胞膜からアラキドン酸が産生され、その後ロイコトリエンやプロスタグランジン(PG)と呼ばれる炎症作用を促す物質に作りかえられていきます。特に、アラキドン酸からPGに変化する時にサポートをする酵素のことをシクロオキシゲナーゼ(COX;コックス)といいます。
2.抗炎症薬には何がある?
抗炎症薬には「ステロイド」と非ステロイド骨格を持つ「NSAIDs(エヌセイズ)」の2つがあります。
- ステロイドはアラキドン酸が作られるときを阻害します
- NSAIDsはCOXという酵素を阻害することによって、PGの産生を抑制し抗炎症作用を示します
とにかく、炎症作用を示す物質を産生しないようにするのが抗炎症薬ということなのです。
NSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬の略称です
3.アセトアミノフェンは?
じゃあアセトアミノフェンは何かというと「脳の体温中枢に作用することによって、解熱作用を示す薬物」です。
先ほどの抗炎症薬のように炎症物質を作らないようにする作用とは異なり、体内に備わっている作用を促して体温を下げる作用なので、小児にも使いやすい薬剤なのです。
4.注意点
最後に注意点を紹介します。
小児の解熱剤としては、NSAIDs はあまりよくないです。理由としては喘息や熱のときに意識障害を引き起こす可能性があることがわかっているためです。なのでアセトアミノフェンを使用しましょう。
ただ、アセトアミノフェンですが、COXを阻害作用は弱いため抗炎症作用はあまり期待できないことや、飲みすぎると肝臓にダメージを与えてしまうこともあるので、用法用量を守った服用をしましょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
- NSAIDsはCOXを阻害してPG生成を抑制するので、解熱や抗炎症作用を示す。
- アセトアミノフェンは中枢に直接作用して、解熱作用を起こす。だから抗炎症は少ない
今困っている症状が何かをしっかり見極めて、お薬を適切に使いHappyなLifeを送りましょう♪